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ドライマウス

2012年2月29日

 高齢者の方で口が渇いて、食べ物が飲み込みにくいとか、舌が痛いという人がいますが、これはドライマウス(口腔乾燥症)といわれる症状です。  
 原因は、年を重ねることによる唾液腺の機能低下、口呼吸、ストレス、薬の副作用(精神安定剤、抗ヒスタミン薬、精神安定剤、睡眠薬、利尿剤など)があり、他に、シェーグレン症候群があります。これは自己免疫疾患の1つであり、口腔乾燥からみつかることがあります。
 飲み込みにくい、よく噛めない、口の中がネバネバする、べたべたする、舌に痛みが出たり、傷つきやすい、味が分からなくなったり、話づらくなったりします。

 治療法としては、原因となっている病気のを改善する。唾液の量の減少は、入れ歯の吸着や安定がわるくなりますので、入れ歯をしっかり調整するか、作り直しするかです。唾液の量を増やすため、内服薬を処方することもあります。

 唾液の量は成人で1日に1.0~1.5Lくらいです。水やお茶などで水分補給したり、人工の唾液を使用します。 
 高齢者の方は薬を服用していることが多く、そのことが原因であれば、可能な限り、減量します。口呼吸の場合は部屋の温度や湿度にも注意します。
 QOL(Quality of life)のためにも、生活習慣や食習慣に配慮して、口腔ケアを行うことでドライマウスを防ぐのです。