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インプラントとは?
2012年10月20日
ここ20年でインプラントは格段の進歩を遂げました。治療方法や治療費などをご説明しましょう。
虫歯が大きかったり、歯根が割れたりした場合は抜歯せざるをえないわけですが、今までは、そうすると、取り外し式の入れ歯か、抜いた歯の前後の歯を削るブリッジという、2種類しか選択肢がなかったのです。
そこで開発されたのが「インプラント」です。インプラントは、あごの骨にチタン製の人工歯根を打ち込みます。その人工の歯根と骨にしっかりとくっつくのを3~4か月ほどまち、その後、自分の歯と同等の白いさし歯(陶材、オールセラミックなど)をしっかりとセットすると、誰も歯がないとは思いません。
利点は、①自分の歯のようにしっかりとかめる。
②入れ歯のような取り外しの煩わしさがない。
③ブリッジのように健康な歯を削ることがない。
④見た目がきれい。
欠点は、①手術が必要。
②治療費が高い。(1本30~50万円)
③あごの成長がとまっていない20歳以下の人は治療が受けられない。
④手術に向かない人は治療ができない。
Ⅰ:あごの骨に厚みがなく、もろい人。
Ⅱ:骨粗しょう症の人。
Ⅲ:チタンアレルギーの人。
Ⅳ:肝炎、糖尿病、高血圧心疾患、脳血管障害、などがあり、医師が治療不可と認めた人。
インプラントの治療後は快適な生活になると、「自分はもう、虫歯になったりしない。」と勘違いする人も多いそうですが、年齢や生活習慣の変化、誤ったメインテナンスなどでも、かみ合わせが悪くなったり、歯茎がやせたり、せっかく入れた、インプラント体の周りが炎症を起こしたりしますので、最低、6か月に1度は、定期健診を受けましょう。