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不正咬合をそのままにしてはいけないのは何故?

2018年3月7日

不正咬合をそのままにしてしまうと、以下の症状が考えられます。
1)見た目が良くない。
上顎前突や反対咬合は、不正咬合の1種と前回お話ししましたが、噛み合わせの異常は、見た目が良くないし、顔全体の雰囲気をも左右します。歯並びや噛み合わせが気になると、笑顔も減って、いつも暗い雰囲気の人というイメージが植え付けられます。それでは、本当の自分をアピールする機会も失ってしまいます。

2)虫歯や歯周病になりやすくなる。
歯並びや噛み合わせが良くないと、歯に汚れがつまりやすく、歯ブラシも当てにくいので、とても虫歯や歯周病のリスクが高くなります。その結果、清潔に口腔内を保つのが難しくなり、口臭もするようになってしまいます。

3)口呼吸になりやすい。
不正咬合で上下の歯がうまくかみ合わず、口が閉じにくいので、口呼吸になりやすいです。口呼吸はドライマウス(口腔内が乾燥)を引き起こし、細菌が繁殖しやすくなるために、虫歯や歯周病や口臭を引き起こします。

4)食べ物が噛めない。
上下の歯でしっかり噛むようにしないと、食べ物をうまく噛めない咀嚼障害を引き起こします。また、舌や顎の動きも悪くなるので、唾液が正常に分泌されずに、食べ物を飲み込みづらく嚥下障害になることもあります。

5)咬合性外傷
かみ合わせが悪いと、特定の歯にのみ負担がかかり、歯をを支える歯槽骨、歯根膜(クッションの役目を果たす)に与えます。このことを咬合性外傷と言います。
歯の摩耗や破折だけではなく、噛んだ時の痛みや、知覚過敏を引き起こしたりします。それによって、歯周病の進行をはやめてしまうことにつながります。

6)滑舌(かつぜつ)が悪くなる。

歯並びや噛み合わせが悪いと、息がもれて、発音に障害がでたり、舌や唇がうまく機能せず、滑舌が悪くなることがあります。悪習癖にもつながってきますので、早いうちに、そのくせを取り除く訓練や装置が必要な矯正治療が必要になってきます。

7)顎関節症

かみ合わせが悪いと、噛むたびに顎がずれて、骨に負担がかかります。このように、不安定な咬合が続くと、顎関節症を引き起こします。

顎関節症の症状には、口を開いたときに痛みを生じる、関節から音が鳴る、口が開けられないなどが挙げられます。そのリスクが高い不正咬合としては、上顎前突、反対咬合、交叉咬合があります。

また、その症状としては、肩こり、腰痛、頭痛を引き起こすこともあります。関連症状としては、耳鳴りや、腕のしびれも見られます。