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歯並びは変わる?
2018年5月11日
歯は骨の中に埋まっていて骨と強固にくっついているようですが、実際は、常に動いていて、1日に30ミクロン動くとも言われてます。歯が力を受けて動くことから、矯正治療が成り立ちます。当初は、いい位置に歯が並んでいても、頬杖、かみ癖、寝るときの姿勢などによって、また、欠損歯があると、歯は歯のない方向に移動する習性を持ちますので、歯並びに影響がでます。
歯が30ミクロン動くということは、人の体の構成要素の細胞も日々変化しています。歯科医療においても、1度治療したお口の中の状態は変化しています。以前、治療した人工的なもの(金属やセラミックを被せた歯)と天然歯では物性が違います。年が経つにつれて、大いに影響があると可能性があります。
歯だけではなく、歯石をとらないことや、歯ぎしり、食いしばりなどによっても、歯槽骨の吸収が起こり、歯並びに影響を及ぼします。歯並び、噛み合わせは日々、変化するという認識を頭のかたすみで構わないので入れておいて下さい。
決して、1年前と全く同じ状態ということはないので、定期的に検診を受けることで、現在の良い状態である、歯並びや噛み合わせを維持しましょう。そのことが、治療後の歯の被せ物の予後を良くし、長く使えることになります。
しっかり治療したあとほ、メインテナンスの時期に入ってると、ご理解いただけると幸いです。
白井市 和奏デンタルクリニック