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TEK(仮歯)の必要性
2011年12月15日
TEKを入れる様々な必要性をお話しましょう。ほとんど前歯に入れることが最も多いのですが、その理由を説明します。
最も重要なのは
1)歯肉の安定
前歯など目立つところは、歯肉の下1mmまで削るため、
歯肉を傷つけることになります。その部分までTEKを被せて おくと、歯肉がきれいに治ります。ポーセレンやオールセラミ ックを被せるときは、歯肉が寄ってこないようにするために、
必要となります。
2)審美性(見た目)のため
被せるためには、歯を1まわり小さく削らなくてはいけないの で、そのままにしておくと、みっともないためです。
3)咬合、接触関係の保持
歯は歯のない方向に移動する習性をもちますので、削った前 後の歯は、削った歯の方向に移動したり、または、削った歯と かみ合う歯が削った歯のほうへ移動します。それらを防ぐため にTEKは必要なのです。
4)咀嚼(そしゃく)の安定
歯を1まわり小さく削るので、噛みあう歯とは噛んでいませ ん。これを入れることによって、噛めますし、最終的な被せも のを入れたときの違和感が少なくなります。